[FX]~第1章~ 「投資」という言葉に騙されるな。

■ FXとは―「なんか難しそう」と敬遠してやいないか?

 世の自称「投資家」どもは、小難しい顔をして日経平均がどうだの、アメリカの雇用統計がどうだのと語りたがる。モニターを何枚も並べ、横文字の経済ニュースを読み漁り、自分たちを「知的なマネーゲームの参加者」だとでも思っているのだろう。

 笑わせるな。この『NOZIL』に集う、本物のギャンブラーなら、そんな虚飾は1秒で見抜けるはずだ。

 スーツを着ていようが、血走った目でスマホを握りしめていようが、本質は何も変わらない。 奴らはただ、「明日の朝、この線(チャート)が上にいくか、下にいくか」に全財産を賭けているだけの、立派なギャンブルジャンキーだ。

「FXはギャンブルじゃない、投資だ!」と顔を真っ赤にして反論するエリート気取りもいるが、競馬で「馬場状態と血統から導き出した完璧な予想だ!」と叫んで紙クズ(馬券)を握りしめるおっさんと、脳内で分泌されている汁の成分は完全に一致している。

FX(Foreign Exchange)。名前は気取っているが、その正体は「世界中の金と欲望が24時間ノンストップでぶつかり合う、史上最大の丁半博打」だ。

 経済の知識? 複雑なチャート分析? そんな小賢しい理屈で勝てるなら、東大の経済学部を出た奴らは今頃全員ドバイのプールサイドでシャンパンを飲んでいるはずだ。

 だが現実はどうだ? 経済の専門家が「円安だ!」と騒いだ翌日に相場は急落し、素人の主婦が適当に押した「買い」ボタンで数百万の利益を叩き出しているのが、この狂った世界だ。

 必要なのは、「上がる」か「下がる」か。丁か半か。 その究極の二択に対し、指先一つで自分の命をチップとしてテーブルに叩きつけられるかどうかの『狂気』だけだ。

 難しそうだと敬遠していたスロッターや競馬狂いの諸君。 安心しろ。

 ここは、お前たちが普段戦っているパチンコ屋や競馬場よりも、ずっとシンプルで、ずっと残酷で、そして……とてつもない致死量の「脳汁」が溢れ出す、最高の鉄火場だ。

[注意]

 ただし、勘違いするな。 私が「FXは最高の鉄火場だ」と言ったのは、お前たちに「気楽に遊べる新しいおもちゃ」を勧めているわけではない。むしろ逆だ。

 ここは、パチスロや競馬といった「エンターテイメント」とは、根底から狂気の度合いが違う。

 パチ屋なら、どんなに最悪な一日でも財布の中身(軍資金)が空になれば「強制終了」だ。台の文句でも言いながら、トボトボと帰路につくだけで済む。競馬だって、買わなかったレースで借金を背負わされることはない。

 だが、FXの世界は違う。無知なまま、生半可な覚悟でこの世界に足を踏み入れれば、文字通り「死」を見るぞ。

 相場が急変した瞬間、画面上の数字はスロのフリーズ演出など比にならない速度で逆回転を始める。そこで「期待値」だの「論理的な資金管理」だのというチャチな理屈をこねて損切りをためらった愚か者は、数分後には口座資金がゼロになる。

 さらに恐ろしいのは、日本の法律に守られた「安心・安全な国内口座」を使っていた場合だ。口座資金が吹っ飛ぶだけでは済まず、相場の急変動にシステムが追いつかなければ、数百万、数千万の「追証(追加証拠金)」……つまり、絶対に逃げられない【確定した借金】という名の死刑宣告を平気で叩きつけられる。

 遊び半分で手を出せば、骨の髄までしゃぶり尽くされて、明日からの人生が強制ロスカットされる。論理や期待値が一切通用しない理不尽な暴力。それが、世界最大の丁半博打の真の恐ろしさだ。

──だからこそ、 我々不夜城の住人は、日本の生ぬるいルール(国内口座)で作られた「借金の罠」を避け、狂気にはさらに深い狂気で対抗する『術』を知らなければならない

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この記事を書いた人

 20年以上にわたり、パチスロ、公営競技、オリパに至るまで理不尽な確率の壁と殴り合ってきた生粋のギャンブラー。
 エセ期待値稼働を「退屈な労働」と切り捨て、ギャンブルの真の価値である『脳汁(快楽)の全肯定』を提唱。NOZILの総責任者として、狂った勝負の世界を発信している。

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