1. 思考停止の羊たちが夢見る「春古馬三冠」の甘い罠
今年の宝塚記念。メディアも大衆も、圧倒的1番人気のクロワデュノール(北村友一)が成し遂げるかもしれない「春古馬三冠」という偉業にすっかり脳を溶かされている。
「歴史的瞬間を見届けたい」「逆らうだけ無駄だ」
……そんな綺麗事で単勝2倍台の馬券を握りしめている連中には、一生、理不尽な社会の底辺を這いつくばってもらうしかない。
我々が求めるのは、英雄の凱旋パレードを沿道で眺めることではなく、そのパレードのど真ん中に泥弾をぶち込み、全てを台無しにする瞬間のカタルシスだ。
クロワデュノールの死角
確かに強い。だが、今回の舞台はタフな阪神内回り2200m。さらに1枠2番のミュージアムマイル(D.レーン)や、大外8枠16番の逃げ馬メイショウタバル(武豊)など、各馬が「英雄包囲網」を敷くのは明白だ。
3枠5番という絶好枠に見えるポジションも、周りから徹底マークを受け、勝負所で身動きが取れなくなる「棺桶」に変わるリスクを孕んでいる。
2. 脳汁の源泉:3枠6番 ビザンチンドリーム(西村淳也)
今回、我々が全額をベットするSSRは、現在8番人気想定のビザンチンドリームだ。
大衆の視線がクロワデュノールの「3枠5番」に釘付けになっている中、この馬は隣の「3枠6番」という、あまりにも美しく、そして残酷なポジションを引き当てた。
これこそが極上の脳汁ポイントだ。西村淳也がやるべきことはただ一つ。隣の英雄を視界に捉えながら、ピタリと背後に張り付くことだ。
クロワデュノールが勝負所で前をこじ開けようと動くその瞬間、生じたわずかな隙間を外から一気に強襲する。大衆の歓声が悲鳴に変わるコンマ数秒、このコンビが英雄の首を狩り取る光景は、十分に現実味を帯びている。
3. 結論:理不尽な現実を、狂気の引き金でねじ伏せろ
歴史的偉業を応援したいなら、大人しくテレビの前で手を叩いていればいい。だが、俺たちは違う。額に汗して稼いだなけなしの金を、英雄の引き立て役になるために投じるような偽善者じゃない。
理不尽な日常をひっくり返すには、大衆のエゴが作り出したオッズの歪みに、己の欲望を全乗せするしかないんだ。3枠5番の英雄がもがき苦しむ隣で、3枠6番の反逆者が牙を剥く。その一瞬の静寂と狂熱に、お前の魂を賭けろ。

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